子犬のしつけはいつから?しつけなければならない事は6つ

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子犬を飼い始めたら、しつけを覚えさせなくてはいけません。

 

人間と犬とが共存する上でしっかりと共通のルールを決めておかないと、意思の食い違いなどが起こってしまいます。

 

そうなってしまうと命令を聞かなくなってしまったり、性格が悪い方向に向かってしまう可能性が出てきます。

 

ここでは子犬をしつける時期はいつからなのか、しつけるときの注意点、どういったことをしつければいいのかを解説していきます。

子犬のしつけはいつから?

子犬のしつけは、子犬を迎え入れた日から始めてください。

 

子犬は自由奔放に動き回り、好きなことをします。

 

子犬を迎え入れてからしばらくそれを許していたのに、ある日突然禁止するとなると、子犬のほうが混乱してしまいます。

 

ですのでしつけの時期は子犬を迎え入れた日からです。

 

子犬を迎え入れる日は、だいたい生後2ヶ月から3ヶ月といったところですね。

子犬に命令を覚えさせるには

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子犬に命令を覚えさせるのは、食事時が最も適しています。

 

「おすわり」「お手」「待て」などの命令をし、子犬がそれに従うようになったら食事をさせるようにしましょう。

 

最初は命令に従うわけもなく、とにかくドッグフードに飛びつくことでしょう。

 

そのときは手で押さえつけ、ちゃんと命令した型をさせてから食事をさせるようにしてください。

 

長い時間その姿勢でいさせるわけではなく、「これがおすわりだよ」「これがお手だよ」と、わからせるようにイメージしてください。

 

子犬が「これは何をやらされてるの?」と思ったところで解放する具合です。

 

それを繰り返しているうちに、子犬は「これは食べる前に行う儀式だ」と認識するようになります。

 

そして「おすわりとはこういうものだ」ということを覚えさせたら、食事以外のときでもその命令を実行するようにしつけるようにしましょう。

子犬のしつけるときの注意点

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子犬をしつけるときは、子犬が理解できるようにしつけなくてはいけません。

 

ですから以下のような点に注意してしつけるようにしましょう。

悪いことをしたときは即座に叱る

子犬がやってはならないことをしたときには即座に叱りましょう。

 

もし時間が空いてから叱ってしまうと、子犬は一体何を叱られているのかわかりません。

 

例えばトイレシート以外の場所に排泄をしてしまったというような場合は、子犬は自分が排泄したものだということは認識していますので、発覚してから叱ってもかまいません。

 

あくまでも「怒る」のではなく「叱る」ようにしてください。

 

感情的にならず、教え込むのです。

 

見知らぬ家に来て間もないときに感情的に怒られてしまったら、それだけで子犬は萎縮してしまい、後の成長にも悪影響が現れます。

飼い主に原因があっても叱る

たとえばトイレシートを敷くのを忘れてしまっていたために、子犬がトイレシート以外のところで排泄してしまったとします。

 

そういう場合でも子犬は叱るようにしてください。

 

子犬にとっては、自分か飼い主のどちらに過失があるかなどということは関係ありません。

 

つまり「今回は飼い主がトイレシートを敷き忘れたことが原因だから叱られなかった」というような理屈は考えられないのです。

 

ですからどのような場合でも「トイレシートの上で排泄をしなかった」→「だから怒られた」という図式は変えないようにしましょう。

 

飼い主が「今回は私達がトイレシートを敷かなかったのが原因だ」と思って叱らなかったとしても、子犬にとっては「なぜか叱られるときと叱られないときがある」という混乱させる認識になってしまいます。

ちゃんと出来たときには褒める

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トイレや、呼んだらちゃんと来たときなど、ルールを守れたときにはちゃんと褒めてあげてください。

 

褒めすぎるということはありません。

 

「叱る」と「褒める」の対比が大事なのです。

 

「ちゃんとやれば褒めてもらえる!」「やらなければ叱られる!」と分かるように接してあげてください。

 子犬に何をしつければいいのか

上述のとおり、子犬をしつける理由は、子犬と人とが共存するためのルールを教えるためです。

 

つまり、人と子犬が快く共存するためには何を教えればいいのかということを挙げていくことになります。

トイレを教える

トイレシートを敷いて、そこに排泄をするということをしっかり教えてあげてください。

 

子犬は膀胱が小さいため、何度も排泄をすることになります。

 

ですので最初のうちは何度も教えることになりますが、ここは根気を持って行ってください。

 

【関連記事】子犬のトイレのしつけ方(作成中)

噛む力を教える

子犬にとっては、噛むことも遊びの一つです。

 

子犬の兄弟たちが、お互い噛み合って遊んでいる様子を思い浮かべられるのではないでしょうか。

 

兄弟がいる場合は、お互い噛み合って「どれだけの強さで噛めば痛くなるのか」ということを理解していきます。

 

しかし人の家に迎え入れられた子犬はそうした学習をすることができませんので、それは人が行わなければいけません。

 

噛まれて痛い場合は、ちょっと大げさ目に「痛い痛い!」と言って痛がっていることを示したのち、軽く叱ってあげてください。

名前を認識させる

子犬に、しっかりと自分の名前を認識させてください。

 

抱っこしたり、食事をさせたり、褒めるときなど、何かをするごとに名前を呼び、それが自分の名前であることを分からせてあげるのです。

 

名前を呼んだら必ずこちらを向く、というところまでしつけてください。

 

これは下に記載する「呼んだら来させる」を覚えさせるときにも重要になります。

呼んだら来させる

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「来い」「おいで」と言ったときに必ず来させるように訓練します。

 

これは子犬を守るためにも非常に重要な命令です。

 

例えば散歩の際に誤ってリードを離してしまったとき。

 

例えば窓を開けっ放しにしていたため、子犬が外に出てしまったとき。

 

こうしたとき、名前を呼びかけてこっちを振り向かせ、「来い」と言ったらちゃんと来るようにしつけておくと、子犬の安全を守ることもできるのです。

 

【関連記事】呼んだら来させる訓練の仕方

リードを引っ張らないようにさせる

子犬のときはいいのですが、犬種によっては大きくなっていくにつれて力もぐんぐん上がっていきます。

 

そうして力をつけた犬が散歩をしているときにリードを引っ張るようになると非常に危険です。

 

子犬のうちからリードには余裕をもって歩かせるようにしましょう。

 

ただしこのとき、犬ばかりに歩き方を教えるだけではいけません。

 

飼い主であるあなたも、犬がどこに行きたがっているのかを察知し、そちらへ向かうことができるように練習してください。

怒らせない

犬に怒る権利を与えてはいけません。

 

例えば本来、犬が食事をしているときに邪魔をしてはいけませんが、たとえ邪魔をしたとしても犬が怒った場合は叱るようにしてください。

 

私の場合、犬に食事を与えた際、皿の中に虫が入ってしまったので一旦皿をとり、返そうとしました。

 

そのときに犬は軽く唸ったんです。

 

即座に叱り、飼い主に対して怒る権利はないということを教えました。

 

これは、飼い主に対してだけではなく、他の人達に対しても怒ったり噛み付いたりしてはいけない、ということを分からせるためにも必要なしつけです。

 

しかし犬にも、犬が嫌がることをされた場合にはそれを主張する権利はあります。

 

その主張の仕方は犬によって様々ですので、そこはちゃんと察知し、嫌がることはしないようにしてください。

最後に

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繰り返しになりますが、しつけは犬と人が共存する上での摩擦をなくしていくためのものです。

 

そして何か重大な事件が起こってからしつけても遅いのです。

 

常日頃から、しつけに関しては意識をして接してあげるようにしてください。

 

大きな失敗をやらかしてからきつく叱るより、普段からちょっとずつ軽く叱り、教え込んでいくほうが子犬にとってもストレスは軽減されます。

 

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森田誠氏は「TVチャンピオン【ダメ犬しつけ王選手権】」で優勝した実績をもつトレーナーです。

 

警察犬、介助犬聴導犬など、様々な犬をトレーニングしてきた経験を持っておられます。

 

そして現在は家庭犬のしつけと育成を専門として活動されています。

 

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